木崎湖の日の出

ローソンによってあったかいミルクティーと中華まんを買って足早にパラグライダー場を目指す。途中白いもやの中を進み、何か天候が悪いのかと嫌な予感がしたが、その後もやを抜けてパラグライダー場にたどり着いた。
先客がいたが、どうみても中年男性のカメラマン2人組で日の出が出る前に「今日はダメだ」といって去っていった。
さて、夜明け前の木崎湖
先ほどのもやの正体がわかった。雲海である。とてつもなく深い雲海が大町を覆っていた。わずか木崎湖の北側を残し、周辺の山々の麓をも飲み込んだ雲海は、差し詰め大洪水に沈んだ大町のような幻想的な景観を作り上げていた。シャレにならんけどね。(笑)
日の出の出る木崎湖を眺め写真を撮り、寒いので一度車に戻って先ほど買った中華まんをほおばり、日の出を待つ。
しばらくしてその瞬間がおとずれた。
日の出キタ━━━(゜∀゜)━━━!!
パラグライダー場から見て少し左よりの山から朝陽が昇る。夢にまで見た小熊山から見る木崎湖の日の出。かすかに電源が残っていたデジカメで撮りつつ、あとは携帯のカメラで写真を撮りまくる。
しばらくして白いもやに襲われ、さっきの2人組の言っていたことを理解したが、すぐに晴れた。朝陽はだんだんと小熊山の全体を照らし出し、同時に木崎湖に覆いかぶさった雲海をも照らし出した。その後長い時間をかけ木崎湖を照らし、木崎湖に朝が訪れた。

【左】夜明け前、大町を飲み込む雲海
【中】日の出の瞬間
【右】照らし出される雲海


見届けて下山する。途中、市の人間だろうか、山から崩れた礫や岩などを調査していた。少なからず台風の影響が出ており、乾いた砂の上ではタイヤが滑るところもあった。