死闘

虚空の戦場」で「Zips」が流れる中、私は部屋の壁にあらわれた、黒…いや、茶色い生命体と対峙していた!!




※これより先、直接的な表現は控えているつもりですが、内容を読んで気分を害する恐れがありますので、特に食事中の方を筆頭に、十分にご注意ください。




…なら書くなよ…。(ぉ
(;´Д`)












…予兆はあった。


度重なる部屋の掃除の怠り、日に日に連続する真夏日、「ヤツら」が活動を活発化させるのは十分な要素が揃いつつあったのだ!


すでに先遣隊もウロウロしだし、そのたびに迎撃を繰り返した!
昨年夏には「ヤツら」の拠点とおぼしきパソコンの内部に突入するも、内部には痕跡が一切無かった!


(…そういうことにしてくれ、R!w)
(つ∀`)謎


だが「ヤツら」は必ずこの部屋のどこかに潜んでいる!
季節は冬を迎え、「ヤツら」はその活動を潜めた…。


そして季節は巡り、再び「ヤツら」が目覚めた!


その「ヤツら」の親玉ともいうべき、巨大MAが今、その姿を現したのだ!


…。


巨大MA…?
(;´Д`)
…まぁ、あの体系ならMAってことでいいでしょ。(笑)
(つ∀`)


くしくも「虚空の戦場」で「Zips」をバックに種割れキラが傍若無人に暴れまくっているその瞬間、「ヤツ」は私の部屋の壁に現れたのだ!


「ヤツ」と同等の大きさの巨大MAを、今まで2度対峙したことがある!


ファーストコンタクトは意外な結末をむかえた!
すでに「ヤツ」は死んでいたのである。
狂気!
私の部屋ですでに巨大MAは死んでいたのだ!
…死因は今でもわからない!
わかっていることは、この部屋はこれほどの巨大MAが存在する程の戦場になっているという事実!
その日から私と「ヤツ」らとの戦争は始まったのである。


セカンドコンタクトは私に最終兵器を使わせた程の死闘になった。
突如現れた巨大MAは素早い動きで私を翻弄した!
だが、私も負けるわけにはいかない!
安息の眠りをこの手に勝ち取るためには、必ず今、この場で「ヤツ」を抹殺せねばならない!
逃したら終わりだ!
そこで私は、もともと対モスキート用にアキバで購入したばかりの必殺兵器の使用を承認した!


それこそがこの「ナイス蚊っち」である。




【ナイス蚊っち】
全長:4,580mm
重量:180g
最大電圧:1,300V
http://www.rakuten.co.jp/fujix/514143/443175/717147/


この電撃ラケットが勝利の鍵だ!


起動電源である単3電池2本を装填し、決戦の場となる視界がひらけた(障害物が無い)畳の上に「ヤツ」をおびき出した!


強敵である「ヤツら」には、ただ一つ不可解な点がある。


「ヤツら」は滅多なことでは飛ばない!!!!(ぉ


そしてそれが「ヤツら」の決定的な弱点でもあるのだ!


通常は飛んでいる標的に対して振り抜きざまに電撃攻撃を与えて迎撃するのが本来の使用方法だが、私には確信があった!


「ヤツら」にもこの戦法は通用するはずだ、と!


いくら素早い動きで私を翻弄する「ヤツら」とはいえ、追えないスピードではない!


そして右手に決戦兵器「ナイス蚊っち」を装備した私は、決戦の地、畳の上で「ヤツ」の動きを読み、電撃ラケットのフレームの楕円部分に「ヤツ」を封じ込めることに成功した!


電撃ラケットの要となるガット部分はその幅が細かく、「ヤツ」がガットの隙間を抜けて逃げ出すことはできない!


そこで私は電撃放流スイッチを押したのだ!



ビジジジ!!!!


飛び散る火花!!



畳とガットの間に封じ込められた「ヤツ」の体に1,300Vの電撃を喰らわしたのだ!
「ヤツ」の体からは火花が散った!



「やったか!?」



…手ごたえはあった。
電撃を喰らった瞬間、「ヤツ」はあきらかにダメージを負ったからだ!


…だが、「やったか!?」と言った場合、必ずそれは失敗に終わるという法則は絶対だったのだ!



なんと「ヤツ」は生きていた!!


Σ(゜д゜lll)



1,300Vもの電撃を喰らっても、「ヤツ」は生きていた!!


信じられない!


だが現実に「ヤツ」は生きている。
迂闊にも畳から電撃ラケットを浮かした隙に、「ヤツ」は離脱を謀ったのだ!



お…おのれ…逃がすかぁぁぁ!!!!


(;゜Д゜)



いつまでもショックを引きずるわけにはいかない!


私は負けるわけにはいかないのだ!


再び畳と電撃ラケットの間に「ヤツ」を封じこめる!


そして再び攻撃スイッチを押した!



ビジジジジジジジ!!!!!!!!


落ちろ、落ちろ、落ちろぉぉぉ!!!!


(;゜Д゜)



…攻撃スイッチは押しっぱなしだった。


私はその電力が尽きるまで電撃を続けた。


飛び散る火花は、次第にその光を衰えさせ、そしてついには出なくなった。


「ヤツ」は………。


何秒、何分もの電撃を喰らった「ヤツ」は動かなかった…。



か…勝った…。


_| ̄|○



こうして孤独な闘いは終わったのである。


その後「ヤツ」の亡骸を燃えるゴミの袋に移し、まさかとは思うが万が一のことを考えてガムテープで強固にグルグル巻きにした。


私は少し臆病だったかもしれない。


だが、いざ死闘に向き合うと人間我を忘れてしまうものだ。


…。


………。


…だが、翌日、「ヤツ」は生きていたのだ。


恐るべし生命力…。
「ヤツ」には1,300Vの電撃にもただ失神するだけでしかないのか…。
_| ̄|○
…だが「ヤツ」はもう燃えるゴミの袋から抜け出ることはない。
経過はどうあれ、私は勝ったのだ…。


…だが、完全勝利にはいたらないのだ。







そして、今!


「ヤツ」とのサードコンタクトが


実現したのである!!!!



正直好きで実現したくないがなー。(笑)
(つ∀`)


「ヤツ」は「ヤツ」で今までの連中の弔い合戦かもしれんが、私にも私で抹殺できなかった屈辱を晴らす絶好の機会なのだ!



今度こそ、「ヤツ」を


完膚なきまでに






抹殺する!!!!




(゜д゜)くわっ!!





…だが、どうする?


2匹目の「ヤツ」は1,300Vの電撃攻撃でも死ななかった!
この3匹目の「ヤツ」を抹殺するには、この「ナイス蚊っち」では力不足なのか?


…いや、そんなことはない!


あの時はきっと試供品の電池だったから、推定最大電圧を最大限に放射できていなかっただけだ!
そうだ、そうに違いない!


ようし、こうなったらこの均衡状態の間に、強力な電池に換装して迎撃する!


善は急げと電池を探す!


探す!


…探………


…。



電池が無ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!


。・゜・(ノД`)・゜・。



…なんてこった。


こうなったら装備中の電池で再度、限界MAXまで電撃攻撃を食らわすしかない!
(;゜Д゜)


再び「ナイス蚊っち」を右手に装備し、攻撃態勢をとる!


今度の3匹目は壁でこちらの様子を伺っている。
そしてその近くにはコンセントもある。
下手に壁に電撃が流れ、コンセントに悪影響が無いとも言いきれない。


こうなったら再び床におびき出して床とガットの間に封じ込めるしかない!


あーでもない、こーでもない、と予測を張り巡らせつつ、「ヤツ」との間合いをジワリジワリと詰めていく。


ここで電撃具合の調子を確かめるべく、スイッチを押す。「カチ!」


…。


…押す。「カチ!」


…。


………あれ?「カチ!カチ!」


…あれれ?「カチカチカチカチ…」


…。


………。


(゜д゜lll)サァ━━━━━━…………








!!!!


Σ(゜д゜lll)






ホントに電池が無ぇぇぇぇ!!!!


(゜Д゜;≡;゜Д゜)



なんてことだ…。
_| ̄|○


これでは電撃ラケットではなく、ただの金網ラケットだよ…。
_| ̄|○


エネルギーが切れたビームライフルよろしく、今の私には攻撃できる手段がなくなってしまった。
_| ̄|○


負けるのか…負けてしまうのか…。
_| ̄|○


やられる?


…いやだ…。



やられてたまるかぁぁぁぁ!!!!



その瞬間、頭の奥で種がはじけた!(笑)


脳に直接、神の声が聞こえてきたのである。



神「ゴ○ジェット使えば?」(ぉ


(´Д`)



_| ̄|○


単純明快。


古今東西、「ヤツ」にはゴ○ジェットが定番であろうて。


なんでそんなことすら頭に浮かばず必死に戦ってるんだ、私…。
_| ̄|○


だが、どうする?


いくらなんでも自分の部屋にゴ○ジェットなんて用意してない。
………いや、待てよ。
すでに戦場であるのに、それすら用意してないってのはおかしくないか?(ぉ
Σ(゜д゜lll)


だが今はそんなことにショックを受けている場合ではない!


善は急げとゴ○ジャットを取りに行く!


この間に「ヤツ」が逃げる可能性もあったのだが、「ヤツ」は果敢にも逃げずに壁に居座っていた!


「ヤツ」も今ここで決着をつける気なんだ!


そう直感した私は戦闘態勢をとった!


右手には「ナイス蚊っち」を!


左手には「ゴ○ジェト・プロ」を!


そしてジワリジワリと間合いを詰める。


…。


………。





それは一瞬だった!


私の先制攻撃をかわした「ヤツ」がテレビの奥に逃げ込む。


すかさず左手の「ゴ○ジェット」で暗闇に向けて拡散粒子砲を噴射する!
シュゴー!!!!(イメージ擬音w)


…。



くっ!の…逃したのか!?


(゜Д゜;≡;゜Д゜)



焦りが一瞬にして私を包む。


ここで逃したら今夜の平穏な眠りは保証されない!


ちっくしょぉぉぉぉぉぉ!!!!


_| ̄|○


…だが…。


ヨロ…。
Σ(゜д゜lll)



なんと「ヤツ」が姿を現した!



Σ(゜∀゜)



チャ━━━(゜∀゜)━━━ンス!!



おそらく完全に「ゴ○ジェット」の直撃を免れることができなかったのだろう、その緩慢になったところを、わざわざ相手のほうから出てきたのである。


ここだ!ここしかない!


右手の「ナイス蚊っち」を構えなおし、一気に封じこめる!



テニス部なめんな、こらぁぁぁ!!!!


(゜Д゜)


※非常に関係ない。(ぉ



見事「ナイス蚊っち」で封じこめる!


「カチ!」
あ!
…そうだった、電池が無くてただの金網ラケットでしかないんだった。
(つД`)


だが、今回はさらなる最終兵器があるんだ!


私は左手に装備した「ゴ○ジェット」を「ヤツ」に近づけた!
まさかこれで死なないということはないだろうが、部屋の中ということもあって、なんとか拡散粒子砲の余分な噴射を避けるべく…






零距離射撃を


喰らいやがれぇぇぇぇぇ!!!!


(;゜Д゜)



(※あくまでイメージ画像ですw)


拡散というより、むしろ一点集中のメガビームを喰らわす!!!!


………。


「ヤツ」は動かなかった。


…勝った。
勝ったのである。
それも完全勝利で。
長い…長い闘いであった。
まさに死闘とも言えるこの長い闘いを私は忘れないであろう。


そして、再び「ヤツ」らが現れても完全勝利する自信を手に入れたのである!
(;゜Д゜)くわっ!




神「ホイ○イ置いとけば?」
(´Д`)




………。
_| ̄|○







完!




マジで続かないで…




(つ∀`)