大失態

大船駅に到着。
大船駅からは5分の連絡で東京19:13始発の鈍行に乗り換えることで、なんと当日夕方からライブに参加したにもかかわらず鈍行のみで当日中に帰ることができるという事態になった。




はずだった。




(;゜Д゜)




5分の乗り換えに気をよくしてマターリと移動していたら、目の前で走りすぎるE231系
あれ、少し急げば20:00発の鈍行よりも早く行ける鈍行があったのか、と思ったのが最初。
しかし、駅のホームの時刻表を見て絶句した。
そして自分が予習してきた内容に落ち度があったことに気がついてしまった。
それは…。




土休日の時刻変更




(((;゜Д゜)))




なんと乗るはずだった大船駅20:00発は平日の時刻であり、土休日は19:57発だったのだ!


これを見落とした要因には、通常、時刻表における平日と土休日の時刻の違いの表示方法が一辺倒なものと思ってしまっていたことにあった。
本来曜日によって時刻の変更がある場合、『◆土休日運転』『【土休日運休】』などの表示がされているわけだが、今回は時刻の変更。
川崎〜茅ヶ崎間のみ土休日の時刻が変更になっていたため、左隣に土休日の時刻が表示されていたのだ。
それを見落としていたため、大船駅での時刻が変わってしまっていることに気づかなかったのだ。


それではどうするか。
19:58、乗らなければいけなかった鈍行に乗れなかったため、鈍行のみでの当日帰宅が絶望的になった。
「絶望的になった」と表現した理由には一つの方法がなくはないから。
鈍行で豊橋まで当日中に帰る場合の最終電車は19:13発の鈍行が最後ではない。
実は19:30始発の「湘南ライナー5号」が最終電車になる。
しかし。
しかしこの「湘南ライナー」はライナー券が必要で、しかもそのライナー券は時刻表で見る限り東京駅と品川駅でしか買えないとなっている。
つまりこの大船駅から「湘南ライナー」には乗れないということになる。
ここで駅員に実際のところ何とかならないか訊こうかと思ったが、手近におらず、そうこうしてるうちに次の鈍行が来てしまった。
湘南ライナー」が使えない場合、一区間でも新幹線を使うことによって本来乗るはずの鈍行に間に合わせる必要がある。


それなら少しでも早く新幹線駅に行く必要がある。
「こだま」は一区間であれば特急券は1,000円以内で済む。
しかしどこでもいいというわけにはいかない。
というのも、今日は熱海から休日乗り放題きっぷが使える。
熱海から先は新幹線を使えば特急券以外にも通常乗車券が必要になる。
そうなると、現在の関内〜熱海の乗車券に追加できる新幹線特急券、一番望ましいのは小田原〜熱海間を「こだま」でショートカットするしかない。
…が、なかなかそう都合よく「こだま」は走っていないのである。
20:05に大船駅を発車する次の鈍行の車内で、持っていた新幹線のみの簡易時刻表と、本来の鈍行のダイヤとを照らし合わせながら、小田原駅へ向かう車内で考えに考えていた。


最終的に導き出されたのは、静岡〜浜松間を「こだま」でショートカットする方法。
もともと静岡〜浜松間は「ホームライナー浜松5号」に乗車するため、310円の乗車整理券が必要になる。
なので新幹線に乗るための乗車券と特急券の追加に対して一番金額差が少なくなるのはこの区間のみ、そして距離も長く、ここでしか使う道がなかった。
最終手段としてここを「こだま」で使うことで覚悟を決めた。