起死回生

そして鈍行は平塚駅に到着する。
ホームに降り立つと、同じホームに「湘南ライナー」が入線する直前だった。
ホームを走って駅員を探す。
目の前に駅員を発見して質問してみた。
すると、駅員からは予想もしなかった答えが返ってきた。
それは、


「下りの湘南ライナーの普通車に限っては、大船駅からはライナー券無しで乗車できる」


と言うのである。
(;゜Д゜)
あっけに取られてそれを告げて立ち去ろうとした駅員を再度捕まえてもう一度問い詰めた。
しかし返ってきた答えは同じで、乗車券のみで「湘南ライナー」に乗れるという話に変わりはなかった。
えーと…。
それなら大船駅で「湘南ライナー」に乗ってしまえば早かったのでは…。
(;´Д`)
知らなかったとはいえ、まさかそのようなことになっていたとは…。
つまり私は大船からこの平塚に至るまで、必死こいてこれからの予定を考えていたわけで、
それが全て無駄だったということ。




なんだよー!




(つД`)




そういうことはちゃんと明記してくれよー!
(つД`)
つまりこの平塚駅から「湘南ライナー」に乗れば、鈍行のみで豊橋まで帰れるということ。
起死回生とはまさにこのこと。
もう顔いっぱいに喜びを表現して駅員に礼を言って「湘南ライナー」の到着を待った。

そして平塚駅に「湘南ライナー5号」が入線してきた。
起死回生。
ホントに「湘南ライナー5号」に乗れた。
(つー`)
これで本来乗る予定だった鈍行に間に合う。

湘南ライナー5号」の車内。
ということは、大船駅から小田原駅に行きたいのであれば、この「湘南ライナー」に乗り換えれば同じ料金でリクライニグシートに座れるということになる。
しかし車内はこのようにガラガラ。
私が今まで土休日に乗ってきたこの「湘南ライナー5号」の乗車率は今までどおりほとんど変わっていない。
ズバリ知られていない!
これはJR東日本の陰謀だろうか?
それを知れば大船駅から「湘南ライナー」に乗り換える乗客が殺到しそうなものだろうに。
こう思うのは私が単に東京〜小田原間を素通りするだけしか考えていないからだろうか。
しかしこれは知らなかった。
鉄ヲタだと思ってた自分にも、このシステムは全く知らなかった。
(かと言って今後活用できるかどうかも怪しいが…)


とにかくこれで余計な運賃を使わずに帰ることができるようになった。
めでたしめでたし。
(つー`)