室蘭本線

札幌から函館へ移動する場合、大きなルートは小樽、倶知安経由で長万部日本海側を通る函館本線ルートと、南千歳、苫小牧、東室蘭を経由して長万部に太平洋側を通る千歳線室蘭本線ルートがある。
大きく2つに分類できるが決定的な違いは後者の千歳線室蘭本線ルートしか特急が通っていない。函館本線ルートは現在1本も特急が通っていないのである。
特に小樽長万部間など時刻表にすらメインページに掲載されず、小樽旭川間の余白に掲載されるほど、本数自体少なく、かつ鈍行しか走っていないのである。(札幌発長万部行きの快速ニセコライナーもこの区間は完全に鈍行)
そのため札幌から函館方面に特急に乗った場合、必ず千歳・室蘭本線を走ることになる。哀れ函館本線…という感じだが、計画の北海道新幹線函館本線ルートを通る予定なのでそれまでの辛抱といったところか。(なんとなく長万部から札幌まで一直線で通したほうが早い気がするけど多分国定公園だかなんかの理由でそれも無理なのだろうと勝手に推測)


札幌を出発した特急「スーパー北斗10号」は特急の名に恥じない横暴ぶりで大きな駅以外は問答無用で通過していく。「新札幌」に停まった後は新千歳空港への乗り換え駅である「南千歳」に停まる。ここから先は5日前でも通ってない太平洋ルートになる。
「南千歳」を発車すると20分足らずで太平洋側の都市「苫小牧」に到着。室蘭本線で洞爺を目指す。



【雪山】苫小牧通過後に進行方向右側に雄大な山が出現した。調べても名前がわからず。誰か教えて…(ぉ
車内では飲食物の物販も始まっていた。放送によると途中「長万部」にてかにめしが調達されるということで、予約を募っていた。かにめし…そういえば今朝はまだ何も食べてません。もちろん元鉄ヲタとしては「長万部」のかにめしを食べないわけにはいかない。その先の「森」ではいかめしも有名だけど…。「洞爺」で降りるので予約するわけにはいかないので、どうやって「長万部」でかにめしを調達するのかも考えなくてはいかなくなった。
「苫小牧」を出発すると右手側には雄大な山々、そして左手側には広大な太平洋が広がる。


【太平洋】通路側の座席から強行撮影。今日は実に快晴で海もよく見渡せた。何より青い!
しばらくして温泉で有名な「登別」に到着。「苫小牧」からは20分ほど。ここで窓側の中年男性が下車したので意気揚々と窓側の座席に移動する。
そこからまたしばらく走ると「東室蘭」に到着。「室蘭」に行くにはここで室蘭行きに乗り換える必要がある。「東室蘭」の駅は「函館」でいうところの「五稜郭」のポジションに似ているが、特急は「室蘭」まで行って「東室蘭」に折り返すことはなく、そのまま室蘭本線を太平洋沿いに進む。「札幌」から「室蘭」までは一本では行けない。


【海岸線】洞爺駅間近の海岸線。昨日の日本海と違い穏やかな波が打ち寄せる。
地図で確認すればこのあたりは内浦湾になるのだろう。ホント穏やかで何より快晴なのが嬉しい。ほぼ海岸線に沿ってきた「スーパー北斗10号」は次の「洞爺」で降りることになる。「東室蘭」から20分ちょっとで「洞爺」に到着した。