洞爺湖

「洞爺」に降りると自動改札ではなく、駅員が一人ずつきっぷを回収していた。改札を抜けると小さな駅構内でクリスマスイベントが行われおり、外国人がアコーディオンを持ってステージで演奏していた。今日だけで何回か催されるらしい。
ここで洞爺湖温泉に向かう前に函館までの特急のきっぷを先に買うことにした。時刻表で確認すると、さすがに今から約1時間半後の13:59に到着する「スーパー北斗12号」は無理があると思い、15:01到着の「北斗14号」のきっぷを購入した。だが、まだ寝ぼけているらしい。座席指定を受けないの自由席特急券である。別に指定の特急も何もない。いかんなぁ…。
(つ∀`)
これから観光をするので大きな旅行バッグは駅構内のコインロッカーに詰め込むことにした。ふと思えば別に手持ちのバッグもいらないわけで、携帯の予備電池とデジカメくらいで他は全てコインロッカーに押し込んで手ぶらな状態になって駅を出た。



【洞爺駅】決して栄えてるといった感じはしないが、駅前は小さなバスターミナルとタクシーの待機場、周りには簡単なお土産屋と本屋があった。
洞爺駅前で洞爺湖温泉へ行くバスを待つ。…が、なかなか来ない。一瞬待つところを間違えたかとも心配になったが、いかにも洞爺湖温泉に行くであろう家族連れや老人も一緒に待ってるので間違ってることはないだろうが…。


言葉にすれば簡単だけど、ホントしばらく経ってからバスが到着。それなりに座席が埋まってバスが出発する。


バスは駅前の通りから右折し、駅の横の踏み切りを渡って北上する。初めはなかなか狭い道だったが、しばらくすると安定した広い道をひたすら登り続ける。
バスは道央自動車道を横切り山道へ。
途中「火山」の文字がついたバス停を通過、ここが昔噴火した有珠山への登山道の一部になるらしい。
そこを通過してバスは再び登る。窓から湖が見えてきた。洞爺湖である。洞爺駅からはだいたい20分ちょっとといった具合だろうか。


洞爺湖周辺観光案内図】別にクリックしても拡大はしない。(ぉ
快晴ではあるが羊蹄山は微かに裾野が見える程度で全体までは捉えることができなかった。
バスが到着後、帰りのバスの時間を調べる。するととんでもないことが判明した。



次のバスは約20分後。


その次が約1時間20分後。



_| ̄|○

路線バスの時刻表
通りにバスが到着さえすれば何も問題がないのだが、行きでかなり待たされたこともあり、洞爺湖温泉を14:32発のバスで洞爺駅に14:51に到着するバスの正確さに疑問があったため、乗るなら洞爺湖温泉13:36発しかない。
てことはつまり…



洞爺湖に20分もいられない。


(;´Д`)



昨日の日記で道南バス洞爺湖温泉に行き、路線バスで洞爺駅に行くには滞在時間5分と笑ったものだが、それよりはいくらかマシとはいえ、特急まで使って洞爺湖を見に来たのにたった20分(もちろんこの時点で刻々と時間は少なくなっている)しかいられないとは…。
念のため停まってたタクシーにも訊いてみたが、駅までは2,000円以上ということなので諦めて湖畔に向かう。
バス停から湖畔まではそんなに離れていないのでちょっと走れば湖畔に辿り着いた。下り坂だったので細心の注意を払いながら走ったが。


洞爺湖】見事!
実に見事な絶景。
晴れ渡る青空に湖面の青がよく映える。まさに気分がすがすがしい。



洞爺湖かわいいよ洞爺湖


(*゜∀゜)



まるでこれでは某囲碁マンガになってしまうが、後日Fさんがこれに対して「親父のほう?」と先手を打ってきた。
塔矢アキラではなくて塔矢行洋のほうですか…。
(;´Д`)


時間が限られているのでとにかくデジカメで撮りまくった。自分が着いた湖畔には他に爺さんが一人いるくらいで静かなものだった。足元には雪がたんまり積もっており、ザクザクと踏みしめてあらゆる角度から撮影を試みた。
小さなフェリー乗り場もあり、湖の真ん中の大島にも行けるようだが、残念ながらお土産を物色する暇もないほどに時間がない。
そうこうしてるうちに13:30になり、そろそろ打ち止めとばかりに湖畔を後にする。