車窓からの景色

13:36発のバスに乗り込む。時間が時間なのかほとんど客がおらず、バスの前方に何人か座った程度でバスの後方は一人で独占した。



【車窓からの洞爺湖】右手には温泉街。こういう比較もどうかだが、木崎湖と比べると遥かに大きい。
バスは元来た道を逆に進む。


【車窓からの噴煙】この後方に有珠山が位置することになるはず。手前には噴煙を上げる火口も。
洞爺湖がまったく見えなくなると今度は山を下る形になる。前方方向には洞爺駅周辺の町並みと広大に広がる内浦湾が視界に飛び込んでくる。


【車窓からの内浦湾】絶景ポイントかもしれない。とにかく晴れたおかげで見栄えもいい。
山を降りてバスは洞爺駅に到着する。ほとんど時間の狂いは無く駅に着いたが、心配するよりかはゆったりと行動できたほうがいい。


洞爺駅に到着したのはだいたい14:00頃、当初の予定の「北斗14号」の発車までにはまだ1時間も余裕がある。北海道の乗り継ぎの不便さは平気で乗り継ぎに1時間かかる場合もあることだが、観光地から帰ってきても1時間も余裕があると、いささか路線バスの時間設定にも問題があるのではないかと渋ってしまう。
だが、ここで一つ妙案を思いついた。
「北斗14号」に乗りさえすれば終点「函館」まで乗っていける。だが「長万部」には15:27分に到着して15:27分に出発する。まずこれではかにめしがは買えない。そのため先ほど乗って「スーパー北斗」の車内でも予約を促す放送を流して「長万部」の駅で数量分のかにめしを詰め込むのだろう。しかも放送では「1時間前までにご予約を承ります。」と言っていたので30分足らずで到着してしまうこの「洞爺」からでは予約も無理。
ならどうするか…。
時刻表を見るとどうやら「北斗14号」が到着する前に長万部行きの各駅電車があるらしい。しかも「北斗14号」が「長万部」に到着する5分前に「長万部」に到着する。これなら先に「長万部」へ行きかにめしを調達して「北斗14号」を待って車内でかにめしが食べれる。
よしこの方法で行こう。各駅電車の発車は14:37と、まだ30分はあるので、内浦湾のほうに行ってみることにする。